史上初のスロットマシンが開発されたのは1891年末のこと。ブルックリンの住人2人が、ポーカーを基に、カードをランダムに表示する機械を作りました。この機械は、ちょうど50枚のカードと、それを表示するドラムが5つ備え付けられたもので、すぐに成功を収め、数多くのバーがこのスロットマシンを欲しがりました。

そして更に、サンフランシスコ出身のチャールズ・フェイが開発を進めて、5つのマーク(ダイヤ、ハート、スペード、リバティベル、ホースシューズ)が入った3つのリールが回転する、とても単純な自動装置を発明。これが現在のスロットマシンの原型となっています。

昔のスロットマシンはすべて機械式でした。機械式のリールを備えたスロットは、乱数発生器と、シンボルとスペースの組み合わせを決める補助輪という仕組みに依存しています。少しでもタイミングが変われば結果も変わりますから、スロットマシンの横に座ってスピンを数えても、無駄というわけです。

中には、機械式スロットは大当たりのタイミングがわかりやすい、という意見もありますが、デジタルスロットと同じ程度にランダムな結果を出す機械です。スロットは100回や1000回といったある程度の回数のスピンで当たるものだ、と信じているギャンブラーは大勢いますが、残念ながらこの理論は間違いです。つまり、スロットマシンで勝つチャンスはいつでも同じなのです。

一方、デジタルスロットもまた、機械式スロットと同じく、乱数発生器に依存しています。搭載されているソフトウェアは、他の機械式スロットと同じように動作するものです。デジタルスロットは不正に操作できると思われがちですが、これも大きな間違い。オンラインカジノのゲームとして認められるためには、たくさんの検証や認証をパスしなければなりません。

 

デジタルスロットの長所は、種類の豊富さ(家にいながらにして何千ものスロットマシンをプレイできる)、長期的な成功、プレイヤーがオンラインカジノを使い続けたくなるようなプロモーションやボーナス等でしょう。

一方、カジノ実店舗にある機械式スロットの長所は、数百万ドル規模のプログレッシブ・ジャックポットを獲得できるチャンス、すべてのスピンへの責任があること、そしてカジノ体験そのものです。日常的にカジノに通っていなければ、スロットの熱心なファンではないと考える人は多く、そこで手を握りしめるような体験にこそ美があるといわれているのです。

 

以上、機械式スロットとデジタルスロットについて比べてみましたが、どちらがより素晴らしいというものではなく、ただ単に長所と短所を並べただけです。スロットプレイヤーは皆、デジタルスロットと機械式スロットの両方を楽しんでおり、統計情報からどちらかが優れているとはいえません。というのも、両者は異なるゲームであると同時に、同じゲームでもあるからです。

ところが、ここ数年の調査によると、ミレニアル世代やZ世代の人はデジタルスロットをオンラインプレイする傾向があり、カジノは古いと考えているようです。この考えがその通りかどうかは断言できませんが、少なくとも筆者は何とも言えません。

個人的にお勧めするのは、まずはカジノ実店舗に行って機械式スロットが気に入るかどうか試してみてから、オンラインスロットに切り替えること、あるいは両方ともで楽しむのもいいでしょう。